合鴨農法うまくいくコツ2(雛到着~飼育開始編)
さて、可愛いヒナとご対面の後は早速、砂糖水を飲ませます。
濃度はよくわからないですが、適当に甘く感じる程度にしています。
雛到着の翌日からは通常のエサを与えるようにします。雛到着初日から普通のエサじゃだめなの?
なんて疑問があります。到着してすぐ通常エサを与える人もいますので問題はないと思われます。
餌の種類と量は?
餌の量ですが、私は1日3回程度を目安に与えるようにしています。
5~6分で食べきる位の量を与えています。
それが多すぎるのか少なすぎるのかは不明ですが、特に問題なく育っています。
餌の種類は、養鶏用飼料・昨年の屑米、柔らかい草を小さくしたもの等です。
餌をきれいに食べてしまった後に、餌入れの皿を取り出して洗っておきます。
このタイミングで飲み水も入れ替えます。
ヒナを育てる環境を清潔に保つ事が必要です。
飼育方法は?
合鴨雛は田んぼに入れる前に10日前後飼育します。
合鴨雛の受け入れ前にきちんと飼育場所を準備しておきましょう!
私の場合、写真のロッカーを活用して合鴨雛を飼育しています。
このロッカーで15羽程度まで飼育できると思います。
餌場、水飲み場、休憩所を用意します。
水飲み場は浅いめのものを用意したほうが無難です。深いものを用いると、ヒナがその中で泳ぎだし、飼育スペースが非常に汚れやすくなります。
それと、ヒナが濡れてしまう為、体温低下が考えられます。ヒナがまだ小さい場合は遊泳スペースは不要です。
写真手前から、水飲み場、餌場、休憩スペースになります。
餌場は鉢の受け皿を使っています。広めで深すぎないものがベストです。
休憩スペースには製材所からもらってきた、カンナ屑、ドリル屑などを敷き詰めています。
昼間はロッカーの扉を開けて光と空気を取り込みます。
フルオープンはさすがにマズいので、金網を置いてカラスやイタチから守ってあげます。
実はこの網100円均一のもので、サイズがぴったり!ナイス。
写真奥に保護中のヒナが3羽います。
遊泳訓練で体温維持できずに弱っていたヒナ1羽を保護しています。
他の2羽は、弱ったヒナの体温維持の為に付き合ってもらっています。
※ロッカーでの飼育がベストではありません。これはあくまでも私の飼育法です。
のびのび育てる環境があるなら、それに越したことはありません。
放鳥(田んぼに放つ)すると飼育スペースが不要となります。
ロッカーなどはきれいに洗浄した後、保管します。移動も楽でとっても便利です。
ヒナ飼育中に保温は必須?
気温が低い年は、このロッカー内に衣装ケースを改造したものを入れ保温電球を設置します。
今年は割と暖かいのでナシ。
合鴨は重なり合うようにして休み、お互いの体温で暖めあっています。
夜はロッカーの扉を閉めるので、大幅な温度変化はあまりないと思います。
保温電球はヒナにとって良いのか悪いのか?
田んぼに放鳥した際のヒナの様子を見ると、保温電球を設置した年のほうが衰弱する数が多いように思います。
屋外で泳ぐ練習をさせる期間の事もありますので一概には言えないと思いますが。
今年は5aの田んぼに入れるためにヒナを11羽飼育し、遊泳訓練の時期に2羽死亡しました。
昨年は田んぼに放鳥した後、体温を維持できず2羽が死亡しました。
ちなみに今年は田んぼに放鳥後の死亡はありません。
本当の所はわかりませんが、過保護も良くないかなと思ってきました。
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