現在、エフデックに多くお問合せ頂いている相談は炭そ病についてです。
梅雨明けしたかと思うと、連日のカンカン照りでイチゴの苗も弱っています。
親株に固形肥料を与えている場合などは、長雨で肥料分がタップリ溶けています。
その後、晴天がつづくと、イチゴが肥料をどんどん吸収してしまい肥料過多の状態になります。
肥料過多の状態になると、イチゴの細胞も軟弱化し病気にかかりやすくなります。
当然、イチゴは徒長しますので、各種防除の効果は低くなります。
高温が好きな炭そ病菌も活動を活発にしています。
炭そ病と思われる症状がでている親株や苗は迷わず処分することをおすすめします。
潅水等の飛沫も伝染源となりますので、発病株の近隣の苗等も別の場所に移動させ、様子を見る事が必要です。
苗の数が十分確保できている場合には、上記の感染が疑われる苗は定植しないようにします。
一度圃場に持ち込むと、圃場の土に定着し感染が拡大する事になります。
処分しなくてはならない苗が多すぎる場合は、早めに代替苗の手配を行う事が肝要です。
早期に決断することで、収穫減のリスクを軽減することができるのではと思います。