トウモロコシ・スィートコーン(グラビス)イノシシ・猪、対策
私が農業を行っている場所は猪(イノシシ)が非常に多く生息しています。
ですので、あの手この手で防止策を実践しています。
効果があったのは下記写真のような感じでネットを設置するというものです。
名付けて「キュウリネットふんわり設置作戦」
ホームセンターで100円~200円程度で販売されている「キュウリネット」
網目の大きさが18センチ~24センチ程度、高さ135~360センチ、長さ18Mのものです。
サイズは様々ですが、今回設置したものは網目24センチ、高さ180センチ、18Mです。
【 設置方法 】
トウモロコシを植え付けている場所の周囲を150cm程度(トラクター1周分)耕起して雑草を抑えておきます。
草が無い部分に市販の防獣ネットを張り巡らせます。
もちろんこのネット設置だけでは、イノシシに対して全く効果がありません。
私は合鴨農法でこのネットを使っているのですが、ネットを破く、くぐる、乗り越えるなどして強引に侵入し稲穂を食べていきます。
そこでもう一手。
防獣ネットの外側、つまり草の生えている部分に、目の粗い透明に近いネットを草に被せるようにしてふんわり設置します。
歩行中のイノシシがネットに接触する程度の高さに設置するとベストです。
草がある程度伸びてきた段階でふんわり被せるもよし、予め20センチ位の高さに張り巡らせておいて草が生えるのを待つもよし。
イノシシは紐やネットが足に絡まるのを嫌う性質があるようです。
以前、多くのイノシシ被害が出ていた所にこの方法を試したことがあります。
そして被害はゼロになりました。
歩いているときにネットが足に引っかかって、ひどく絡まったのでしょう。
周囲の草が押し倒されネットがぐちゃぐちゃに絡まっていました。
もう、ぐるぐるのバタバタで暴れてもがいて、どうにか脱出したようです。
電気柵の効果を維持する為には定期的に草刈りが必要です。
しかしこの方法は、その草を利用する方法なのでメンテナンス不要です。
費用対効果抜群のこの方法、ぜひお試しください!